職人肌の料理人！｜仏蘭西居酒屋ありす｜安里 ビストロ

美味しい町といえば那覇市安里エリア。その安里の中でも根強いファンに支持される、個性的な雰囲気のビストロ。こだわりの料理の数々を、リーズナブルに楽しむことができます。

こんな人にオススメ

・職人気質の人が好き
・普通の居酒屋には飽きてしまった
・クオリティの高い料理をリーズナブルに楽しみたい
・ワインが好き

お店へGO

美味しい町のイメージが強い那覇市安里。安里といえば栄町市場界隈を連想する人も多いかも知れませんが、国際通り付近の安里にもレベルの高いお店が軒を連ねます。特に、小梅・エルレキオ・鳥拓・・が入る建物は、非常にレベルが高く、夜になると各店舗ライトアップされて、独特な雰囲気を放っています。

今日はその並びにある、「仏蘭西居酒屋ありす」のご紹介です。まずこの立地にあるということだけで、期待しかない！しかも、食べログなどの口コミでかなり評価の高いお店ということもあり、すごく楽しみにしていました。

店先にはグリーンがたくさん並べられていて、壁面にまで伸びています。オープンになったドアには暖簾があり、入りやすい雰囲気です。人気店なので予約した方が間違いないでしょう。

店内へ

では、店内へ。

入り口の黒板にはいろいろと注意書きが。こちらのお店には数々のルールがあり、お客さんはそれを理解した上で利用するのが吉。決してお店側がお客さんに合わせるような雰囲気では無く、嫌なら来なくて良いですよ、といった印象。私は媚びるお店よりも、こういうこだわりとか信念を貫くお店に好奇心を掻き立てられます。

予約していたので、一番奥のカウンター席に案内されました。

ちょっとー！↓ニャンコがいるー！！こっち見てる！

そうなんじゃ。ありすには、寡黙な店主さんとその相棒、ニャンコがおるぞー！スタッフは雇っていないようで、店主さんが1人で切り盛りしておる。猫の手も借りたい時もあろう

メニュー

席に座ると、無言でメニューを渡されました。ドリンクメニューの下には圧のある文字がぎっしり書かれていますが、初来店の方はこれはしっかりと読むべきです。ルールは特に説明してもらえるわけでもなく、読み取るしか無いのです。老眼だったり早く飲みたい！という人はこれを読むのも億劫かも知れませんが、お店の大事なルールが書かれています。

うん？どれどれ？なんて？？

・オーダーは紙に文字大きめに書くように
・フードはあまり追加をしないように（追加が多いと時間がかかる）
・たくさんのオーダーはやめてほしい（作るのが大変だから）
・ワインはセラーからセルフで出す
・お皿やグラスは下げやすいように協力を

ということで、メモに大きめの文字で書きました。そしてそれをお願いしますと言って渡します。

感想

最初のドリンクは、口頭でオーダーできました。２杯目の時も他にお客さんがいなかったので口頭で注文できましたが、満席だった場合は分かりませんが。ドリンクメニューは少なめで、下戸の私が飲めるドリンク、カンパリソーダを注文。

続いて前菜。品目が多くて彩も良いので、嬉しくなります！前菜からすごく贅沢！

↓鶏肉とレーズンのパテ！
驚くのは店主さんが店先で摘み取ったローズマリーが添えてありました。

↓ポテトサラダ！
これは思わず二度見してしまった！

えーー！これがポテトサラダ！？！？デザート見たいじゃん！！

↓ニンニクのグラタン

料理は評判通り、ものすごく上質な味。カウンター席からは店主さんが黙々と料理をするところが眺められるのですが、一つ一つの料理がじっくり丁寧に作られているのが分かります。黙々と調理する姿がまた印象的で、マイペースな猫とお店の雰囲気ともマッチしています。なんだか不思議な空間ですが、居心地も良い。

私が帰る前に入ってきたお客さんは、熟年夫婦らしき品のある男女。こなれた感じでワインセラーからセルフでワインを取り出していました。そう、散々美味しいものを食べてきた人たちがたどり着くようなビストロです。本質を見抜く人が喜んで行くようなお店ですかね。値段はかなり良心的なので、これまたありがたい！普通のレストランや居酒屋とは明らかに一線を画す、面白く素晴らしいお店でした。ここは再び訪れたいお店です。

店舗情報

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