東アジアの中心那覇。その中でも最もアツい国際通り沿いにある、フルスペックシティホテル。国際通りやその周辺を効率よく満喫できて、一歩館内に入ると喧騒を忘れる。ラグジュアリーな那覇ステイにはこの上ない好条件が揃う。
こんな人にオススメ
・重厚感やラグジュアリーな雰囲気が好き
・レンタカーやマイカー無しで那覇を楽しみたい
・プールや大浴場などの施設を重視している
ホテルへGO
那覇市松尾、国際通り沿いにあるホテルコレクティブ。コロナの足音が聞こえ始めた2020年1月に開業したこちらのホテルは、国際通りまで0秒というこの上なく好立地だ。国際通りに住みたい私にとっては、このホテルはやばい。
赤い看板が目印の「おきなわ屋」。いかにも国際通りらしい風景であるが、この向かいにホテルはある。
何度も言っているが、国際通りの盛り上がりポイントは、各商店街へとつながる「むつみ橋交差点」付近と、浮島通りやニューパラダイス通りへ分岐するあたりの「松尾交差点」付近であると確信している。この辺りはとにかくエネルギッシュだ。
さて、そんな好立地にあるホテルコレクティブは、屋外プールあり、大浴場にサウナ、フィットネスあり、宴会場あり、というフルスペックシティホテルだ。こちらは以前映画館であった。OPAはドンキになり、三越はのれん街になり、国際通りも確実に新陳代謝している。
こちらのホテルは2度目の宿泊となる。那覇市内でのラグジュアリーホテルといえば、ハイアットとナハテラスが2トップを守っている。そこにホテルコレクティブも参入してきた。相変わらずハイアットとナハテラスが2トップであるとは思うが、やはり立地が良くて新しいもの好きな私のような層はコレクティブへの関心が高まる。
沖縄ハーバービューホテルも格式高いイメージもあるかも知れないが、開業が1975年とかなり古い。よくいえば、歴史あるホテルとも言えるが、ここまで来ると改修を重ねても古さを隠しきれない。
館内へ
と言うことで早速館内へ。
重い扉を、ドアマンが丁寧にドアを開け閉めしてくれる。毎回開け閉めしてくれるので少し気がひけるぐらいだ。
人々が行き交い慢性的に渋滞している国際通り。ホテル館内に入ると途端に非常に落ち着いたラグジュアリーな空間になり、すぐ目の前が国際通りであることを忘れるような不思議な錯覚に陥る。
中央部分は2階までの吹き抜けの天井だが、開放的な感じはしない。
正方形に近いロビーはそんなに広くもなく、個性的なデザインのテーブルセットがいくつか並べられている。
色使いやデザインを見ると、中華系のインテリアだ。そう、台湾資本のこちらのホテルは、当然ながら外国人観光客を意識している。しかも中国や台湾をターゲットにしているのだろう。
客室へ
フロントは外国人スタッフが接客してくれた。なかなか温かみのある接客であった。
今回の部屋は9階。
では、お部屋、オープン!!
客室もやはり重厚感、高級感が漂っていた。最近はデザイン重視のカジュアルホテルに泊まることが多いが、それとは違い、どちらかというと年配ウケの良さそうな非常に落ち着いた正統派のインテリアデザインだ。
部屋に対して窓は小さめ。ただ、ここから見る景色はじょーとーだ。
リクエストをするのを忘れていたが、国際通り側の部屋だった。国際通り好きにとっては部屋から国際通りが見られると言うのはそれだけで胸が高鳴る。
遠くには海も見える。
↓見ての通り、リゾート感や抜け感は無い。南国沖縄であることを考慮すると、もう少し開放感が欲しいところだ。インテリアに関してはハイアットリージェンシー那覇沖縄に軍配が上がる。そしてさらにリゾート感を求めるならナハテラス。
部屋の中央部分の天井は折りあげられていて、かなりゆったりしている。1人で泊まるには勿体無いぐらいだ。
60インチのテレビも圧迫感がないほど、部屋がゆったりしている。
食器なども正統派デザインで統一されている。遊び心がここまでないのも珍しいと言うぐらい隙がなく、落ち着きはすごい。
冷蔵庫のドリンクは全て無料。これは珍しいサービスだ。
そして水回りを見てみましょうね〜
ホテルのランクはタオルとスリッパの厚さに出る。両方とも厚くしっかりとしていた。さすがラグジュアリーランクのホテルだ。
お風呂の高級感も素晴らしい。オーバーヘッドシャワーもあり、豪華だった。部屋とお風呂はガラス張りになっている。もちろん外側に付いているのカーテンを下げることもできる。
独立したトイレは、タンクレス。間接照明まで仕込まれていてなかなか贅沢な空間である。
恒例のドライヤーチェック!なんかよく見るタイプだ。馬力は弱い。
フィットネス、大浴場
フルスペックホテルと言うことだが、確かに充実していた。まず、3階にあるフィットネス。
フィットネスはかなり充実していて広かったが、残念なのは外の景色が一切見えないところ。
こちらは大浴場。フィットネスと同じ3階にある。客室のお風呂がかなり充実していたのでこちらは利用しなかったが、サウナもあるので次回は利用しても良いかも知れない。見学だけさせてもらったが、そんなに広くはないが清潔感が漂っていた。やはり新しいホテルは良いものだ。
屋外プールへ行く人は、この螺旋階段から4階へ上がる。
屋外プール
螺旋階段を上がった4階部分にはこのように広い屋外プールがある。
ちなみに、プールの奥に見える建物はチャペル。そしてプールは完全に塀に囲われていて、やはりここでも、下が国際通りであることを忘れるつくりになっている。
25mのプールやジャグジー、子供用のプールもある。確かに充実しているが、個人的には、プールはヒューイットリゾートの那覇市内を一望できる開放感のある感じが一番好きだなぁ・・・
ちなみにプールのある4階は、レストランになっている。朝食ビュッフェやランチビュッフェが食べられる。
レストラン、バー、ラウンジ
※この項目で利用する写真は全て公式HPより引用。
私は滞在中一度も利用することがなかったが、レストランが2つとバー&ラウンジが1つある。
↓こちらはバー&ラウンジディベルティード。ハッピーアワーは利用しようかな?と思ったが、なかなかタイミングが合わず結局利用しなかったが、雰囲気はとても良さそうだ。特に夜景などが見えるわけではないけど、湾曲したカウンターが素敵。
↓こちらがビュッフェレストラン、「オールデイダイニング」。かなり広くてゆったりしている。
そしてかなり評判が良さそうなのが中国料理レストラン「居易園」。夜はなかなかお高そうなのでランチで利用してみたい。
感想
国際通りの激アツスポットにあるホテルコレクティブ。正直、1度目に泊まった時は、場所は良いけど特に印象に残らなかったのだが、2度目に宿泊して、ここに住みたい!と確信した。
個人的に気に入っているのは、お手頃価格のJR九州ブラッサム那覇、ホテルストレータ那覇、ヒューイットリゾート那覇、ホテルリソルトリニティ那覇である。この辺りのホテルはとにかく立地も良くて金額的にも利用しやすい。新しいからホテルも綺麗で、それぞれコンセプトがありオシャレにまとめてある。
コレクティブは確かに出張などで利用するには少々仰々しいところはある。プールも入らない、大浴場も入らない、ただの素泊まりとなるとさすがに勿体無い印象が拭いきれない。
しかし。
立地があまりにも恵まれ過ぎている。パリのシャンゼリゼ通り沿いの一等地のホテルに泊まるような感覚だ。1本裏通りとかではなく、通りに面したところだ。
夜になってライトアップされ、外出先から戻ってくる時の気持ちの高揚感、朝目覚めてホテルから外出する時の高揚感、すぐそこが国際通りだという事実はこの場所でしか味わえない感覚だと思った、やはりホテルは立地がかなり重要な要素となっている。
台湾資本のこちらのホテル、違いなく中国人や台湾人を意識したこのつくり、予約が取りにくくなり、宿泊費用も上がることが予想される。2020年1月、国際通りをぶらぶらしていた時のアジアパワーを今でもはっきりと覚えている。今後の沖縄は可能性しかないと思っていた矢先にコロナが広がった。まだ本領発揮出来ていないこのホテルも、時間の問題かも知れない。今のうちに泊まっておきたい。
ホテル概要
ホテル名 | ホテルコレクティブ |
住所 | 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2丁目5−7 |
電話番号 | 098-860-8366 |
客室 | 260 室 *スイート 10室 67㎡〜 |
施設 | 宴会場(大・中)、レストラン、バー&ラウンジ、屋外プール、プールバー、チャペル、ブライダルルーム、サウナ&大浴場、スパ、フィットネス等 |
駐車場 | 有 1,500円/日 |
アクセス | ゆいレール「美栄橋駅」から徒歩9分、「県庁前駅」から徒歩10分、「牧志駅」から徒歩10分 |
公式Instagram | @hotel_collective |
公式HP | https://hotelcollective.jp/ |